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May 16, 2005

@nifty:NEWS@nifty:「エピソード3」にカンヌ大拍手(スポニチ)

リンク: @nifty:NEWS@nifty:「エピソード3」にカンヌ大拍手(スポニチ).

後半にアナキンとオビワンの火山での決闘と云われる
20分のシーンがあり最大のクライマックスのようだ。
ルーカス監督は「善と悪は誰もが持っていて、正しい
価値観で行動することが大切なことを描きたかった」
過激な戦闘シーンがあるため米国ではPG13となった
ようである。
***
「スターウオーズエピソード3」
復習
エイピソード2はシスの操る通商連合と共和国軍がデットヒート
を繰り返し、その中でアナキンやオビワン、ヨーダとドウクー伯
爵が戦い、ドウクー伯爵が卵型の専用艇で逃げて行き、シスの隠
れ家に到達。ジョダイ委員会ではヨーダがオビワンとメイスにダ
ークサイドのとばりが降りてきたことを忠告。共和国のクローン
軍団が次々にスターデストロイヤー巡洋艦に乗り込んで行き、か
たやアナキンはパドメ(アミダラ)と秘密の結婚式をあげるとこ
ろで終わる。
***
「これは悪に堕ちて行く大人の物語である」
通商連合と共和国軍との戦闘は続いている。共和国軍はまだ銀河
帝国軍ではない。スターデストロイヤーは正義の見方で、共和国
にはその後のデススター並みの大型戦艦もいる。共和国軍はドウ
クー伯爵の率いる通商連合によって総攻撃を受けている。通商連
合のドロイド軍の司令官グリーバス将軍は首都を攻撃し最高議長
パルパーテインを誘拐する。オビワンとアナキンは救出に向かう。
しかし、そこにはドウクー伯爵も待ち構えていた。

この辺は憲法記念日の書き込みともダブるのでそちらを参考。
***
何か私のフォースではアメリカと日本の将来がこの映画にかか
っているような気がして恐い気がする。ほんと毒々しい(素晴
らしい?)映画ではある。
***
スターウオーズ本
"Starwars Episode3-Revennge of the Sith",P.C.Wrede,
Scholastic,NY,$5.99(YOHAN ISBN 0-439-13929-5,\840)
私はオリオン書房のmovieコーナーで購入。
すべての筋が分かっていてもあの場面は試写会か封切日に見たいと
思う。
映画は戦闘シーンとともにパルパーテイン最高議長(シス)とアナ
キンとの対話が長いようである。この内容はほとんどキリスト教の
知識を前提としたギリシア哲学+セネカ+アメリカイズムとテロリ
ズムで1度見ただけでは分らないような気もする。事前の勉強が必
要かも知れない。
実はシスはアナキンをダークサイドに貶めるのに武器を使わない。
それは以下のような哲学からである(現実の政治家の方も見習うべ
きとも思われる。
p17
***
But a lightsaber was such an obvious weapon.Words were
better .All you could do with a lightsaber Was killed the
man you faced. With words,you could change his mind so
that he would help you instead of fighting you.That was
true power.
And Anakin was listening to him. Time,now,to begin the
final stage that would Anakin to the dark side at last.
レーザーサーベルは(そういった)明らかな武器だが、言葉はよ
り優れている。レーザーザ−ベルでできることは直面した人間を
殺すことだけだ。言葉によって、戦闘するかわりに 相手が自分を
助けてくれるように相手の心をかえることができる。これが本当
の力だ。
アナキンが彼に聞き入っている間に、ついにダークサイドに入る
最終段階がやってきた。(NTL訳)
***解説
もちろんアナキンがダークサイドに移行するのは言葉だけではな
い。シスの放つ「気」のせいもあると思われる。やる「気」を出
させるというように「気」力は大きい。

本には対話の他、このような解説が沢山会っておもしろい。
まあ、哲学的遊びみたいなものとも思えるが、現実には大変役立ち
そうである。

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May 13, 2005

キングダム・オブ・ヘブン

Kingdom of Heaven「キングダム・オブ・ヘブン」
「天国の天国」と訳されているが通常は「神の国」である。
原意はイエスの語った「神の支配」という言葉にある。
「本当の愛と平和」がテーマといえようか。
http://www.foxjapan.com/movies/kingdomofheaven/
監督:リドリ−・スコット
主演:
オーランド・ブルーム/バリアン
エヴァ・グリーン/シビラ
リーアム・ニーソン /ゴッドフリー
ジェレミー・アイアンズ /テイべリア
エドワード・ノートン/ ボードワン4世
この映画は12世紀、第二次十字軍と第三次十字軍の中間期を
舞台としている。時代は第三次十字軍に向かおうとしていた。
 当時のエルサレムは、エルサレム王国ボードワン4世とイス
ラムの指導者サラデインの間の力のバランスによる平和が保た
れていた。
***
美少(青)年の鍛冶屋のバリアンは家族を失い、絶望の淵に立
たされていた。そこにオリエント(パレスチナ)での戦いから
帰った父、ゴッドフリーが訪れる。彼はバリアンに騎士道とは
何かを教える。
彼らは4つの誓いを立てる。4つの誓いとは
1恐れず、敵に立ち向かえ。
2 勇気を示せ。
3 死を恐れず、真実を語れ。
4弱者を守り、正義に生きよ」
ゴッドフリーとバリアンら騎士は偽りの平和でなくボードワン
4世のかかげる「キングダム・オブ・ヘブン」(神の支配)を
実現するために聖地エルサレムへと剣をとり向かう。エルサレ
ムに着くとボードワン4世はライ病にかかっており、政情に苦
悩していた。バリアンは美しい王女シビラと恋に落ちる。しか
し、城門の外にはサラセン帝国の大軍が迫っていた。内部の統
制も統一されてなくには反乱の影が忍び寄っていた。
エルサレムの都とシビラを守るため、バリアンは戦いに挑む。
彼はエルサレムの市民に戦いを教え、彼らと共に戦うのだった。
鍛冶屋のバリアンはエルサレム市民から信頼と尊敬をうける伝
説の騎士となっていく。
この後のシーンは「トロイ」とか「キングアーサー」のような
凄惨な戦闘シーンである。火だるまになったり、血しぶきをあ
げる戦士たちの映像が繰り広げられる。
**
「キングダム・オブ・ヘブン」(神の国、支配)とは「戦いで
はなく平和、憎しみではなく愛の溢れるイエス=キリストの説
いた理想の世界である。
***
「神の国」「神の支配」とは地上のイエスの説いた主題である。
ユダヤ教徒だったイエスは主に「神の支配」の到来を告知した。
神の支配を告知していたイエスは、告知される側となりキリスト
となった。
****
十字軍のサイト
「歴史研究所」のサイトがまずまずである。年表が役に立つ。
1170年から1200年ぐらいまでの出来事である。
http://www.uraken.net/rekishi/reki.html
年表
http://www.uraken.net/rekishi/reki-sekai011.html
十字軍の参考文献
かって「十字軍の歴史」という良書があったが、品切れ中。
「十字軍の思想 ちくま新書422」
山内進、 筑摩書房 、2003年、756円(税込)
目次
第1章 主の剣
第2章 「神がそれを望み給う」
第3章 十字軍、北へ—新しいマカバイ
第4章 神の鞭・悪魔の僕・ピューリタニズム
第5章 “新しいイスラエル”アメリカ
第6章 近代の十字軍思想
ISBN:4-480-06122-3
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31154852
***
「聖戦の歴史--十字軍から湾岸戦争まで」
カレン・アームストロング、池田、塩尻訳、柏書房、2001年。
第1部 歴史的展開
1章 なぜ聖戦が始まったのか
2章 十字軍の始まり
3章 今日の紛争
第2部 聖戦
4章 十字軍とジハード(1096年〜1146年)
5章 サダト大統領の死--聖戦と平和
第3部 十字軍と西洋のアイデンティティー
6章 1300年から現在まで—西洋における新しい十字軍
エピローグ—3つの見方
聖地への愛着/教会の鍵/対話と共存を求めて
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=30804891
***
もう一つ、専門書をあげておく。
「神の到来」J・モルトマン、蓮見訳、新教出版社、1996年。

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May 05, 2005

プルーストいまどき読み

プルーストの試し読みをしたいと思う。多くの方が好きなマドレ
ーヌとお茶のところである。プレイヤード新版の原文と鈴木訳、
井上訳を比べたいと思う。学習の為にときどき/の区切りをい
れておきます。
井上訳は1984〜89年に筑摩書房から刊行されたハードカ
バーの訳をを文庫にする際に修正したものです。以前の底本は
プレイヤードの旧版(1954年)で文庫はそれにプレイヤー
ド新版(1987〜89年)の加聿部分をおぎなったものです。
鈴木訳はプレイヤード新版ですが、加筆した部分の翻訳はされ
てません。
このように並べて研究するのは考古学や古典学の方法である。
***
Et des que j'eus reconnu le go^ut du morceau de
madeleine trempe dans le tilleul que me donnait
ma tante (quoique jene susse pas encore et dusse
remettre a' bien plus tard dede'couvrir pourquoi
ce souvenir me rendait si heureux), aussito^t la
vieille maison grise sur la rue, ou' e'tait sa chambre,
vint comme un d残or de the'a^tre s'appliquer au petit
pavillon,donnant sur le jardin, qu'on avait construit
pour mes parentssur ses derri俊es (ce pan tronque'
que seul j'avais revu jusque-la') ;/ et avec la maison,
la ville, depuis le matin jusqu'au soir etpar tous les
temps, la Place ou' on m'envoyait avant de'jeuner,
les rues ou' j'allais faire des courses, les chemins
qu'on prenaitsi le temps e'tait beau. Et comme dans
ce jeu ou' les Japonaiss'amusent a' tremper dans un
bol de porcelaine rempli d'eau, de petits morceaux de
papier jusque-la' indistincts qui,a' peiney sont-ils
plonge's s'e'tirent, se contournent, se colorent, se
diffe'rencient, deviennent des fleurs, des maisons,
des person-nages consistants et reconnaissables,
/ de me'me maintenant toutes les fleurs de notre
jardin et celles du parc de M. Swann,et les nymphe'
as de la Vivonne, et les bonnes gens du village et
leurs petits logis et l'e'glise et tout Combray et
ses environs, tout cela qui prend forme et solidite',
est sorti, ville et jardins, de ma tasse de the'.
***
Extrait de La recherche du temps perdu-Du c冲
de chez Swann,I
http://www.chantiers.org/
***
鈴木訳
そして、これが叔母がくれた菩提樹のお茶に浸したマドレ
ーヌの味だと気がつくやいなや、たちまち道路に面した叔
母の部屋のある古い灰色の家が、芝居の書割のようにやっ
てきて、その背後に庭に面して両親のために建てられた小
さな別連に、ぴたりと合わさった。/またその家と一緒に
町があらわれた。朝から晩までいろいろな天気の下で見る
町。昼食前にお使いにやられた広場が、買い物をしに行っ
た通りが天気の良い日に通った道が、あらわれた。そして
ちょうど日本人の遊びで、水を満たした瀬戸物の茶碗に小
さな紙切れを浸すと、それまで区別のつかなかったその紙
が、ちょっと水につけえられただけでたちまち伸び広がり、
ねじれ、色がつき、それぞれ形が異なって、はっきり花や
家や人間だと分るようになるものがあるように、/今や家
の庭にあるすべての花、スワン氏の庭園の花、ヴィヴィオ
ンヌ川の睡蓮、善良な村人たちとそのささやかな住まい、
教会、全コンブレーと周辺、これらのものがすべてがが
っしりと形をなし、町も庭も、私の一杯のお茶から飛び出
してきたのだ。
(「スワンの家のほうへ」I-92〜93、集英社)
井上訳
そして、わたしがぼだい樹を煎じたものにひたして叔母が
出してくれたマドレーヌのかけらの味覚だと気がついたと
たんに(なぜその回想が私を幸福にしたかは、私にはまだ
わからず、その発見をずいぶんのとまで見送らなければな
らなかったが)、たちまち、表面に面してそこに叔母の部
屋があった灰色の家が、芝居の舞台装置のようにあらわれ
て、その背後に、庭に面して、私の両親のために建てられ
た、小さな別連につながった(わたしがこれまで思い浮か
べたのはこの別連の再断面だけだった)、/そしてこの母
屋とともに、朝から晩にいたるあらゆる気候のもとにおけ
る町が、昼食までによく送りだされた広場が、私がお使い
にいった通が、天気のいいときにみんなで足をのばした道
筋が、あらわれた。そしてあたかも、水を満たした陶器の
鉢に小さな紙きれをひたして日本人がたのしむあそびで、
それまでなにかはっきりわからなかったその紙きれが、水
につけられたとたんに、のび、まるくなり、色づき、わか
れ、しっかりとした、まぎれもない花となり、家となり、
人となるように、/同じくいま、私たちの庭のすべての花、
そしてスワン氏の庭園のすべての花、そしてヴィヴォーヌ
川の睡蓮、そして村の善良な人たちと彼らのささやかな住
まい、そして教会、そして全コンブレーとその近郊、形態
をそなえ堅牢生をもつそうしたすべてが、町も庭もともに、
私の一杯の紅茶から出てきたのである。
(「スワンの家の方へ」1ー79、井上究一郎訳、筑摩書房)
***
鈴木訳は思いきった省略をし、意訳をしている。新しい作
品を目指している感がある。やはり、10年後発の強みが
あると思う。井上訳は底本に忠実で直訳調である。しかし、
邦訳の勉強になる。「いまどき」風注釈
菩提樹のお茶(今流行りのハーブテイーです)
菩提樹といってもリンデン、西洋菩提樹のことです。フラ
ンスでもマロニエとならんで街路樹で見かけました。下記
サイトによると病院ででるという。病気がちだった『私』
への叔母の思いやりが感じられる。その花を十分に乾燥さ
せて煎じて飲むお茶。緊張をやわらげ、血圧をさげ寝つき
をよくする効果がある、とされる。
菩提樹の花と木
http://www.geocities.jp/bourgognissimo/Fleurs/2_ete/FR-3E_15.htm
購入先
http://www.rakuten.co.jp/zakka-soho/476404/481654/
http://sale.yuwn.com/sho/linden/
マドレーヌ
カステラの小さいやつでレモンの香がする。
町の御菓子屋さんやケーキ屋でも見かける。
コンビニ、スーパーでは見かけません。できれば、
作りたいものです。オーブン必須。作り方は下記
サイトで調べて下さい。簡単です。
http://www5.hokkaido-np.co.jp/pocket-book/okashi/01_06.html
日本人の遊び
ひと昔前にも飲み会(コンパ)の芸で流行った。
割り箸のさやなどを切って丸め、人の形にして
上からストローなどで水分(水割りも可)をた
らすといろいろ動く。二人分作ってキスという
芸もある。
コンブレー
ヴィヴォーヌ川
コンブレは架空の地名で、プルーストの父の故
郷のユールエ=ロワール県のイリエがモデルと
されている。今は観光名所となりイリエ=コンブ
レーとなったらしい。
ヴィヴォーヌ川は玉川上水、賀茂川といったぐら
いの小さな河川だろう。ヴィヴォーヌ川もあるか
もしれない。
このあたりは下記サイトが詳しい。百聞は一見に如かず。
http://www.h5.dion.ne.jp/~simpli/index.htm
http://www.h5.dion.ne.jp/~simpli/03-02-01-01ALaRecherche11.htm

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May 04, 2005

「失われた時を求めて」1

「失われた時を求めて」マルセル・プルースト作
プルースト
1871年7月10日〜1922年11月18日
当時のパリ郊外のオートイユに生まれる。父は医学会の重鎮
で母親は裕福なユダヤ人だった。幼い時から上流階級のサロ
ンに出入りする。パリ大学法学部を卒業するが、就職せず文
筆に専念する。
「失われた時を求めて」全7巻は1913年から1927年
に刊行されたが、5巻以後は後の編集である。
このあたりは下記の本の紹介で詳しく述べる。
*************
資料
1原書(フランス語)
「失われた時を求めて」は未完の
小説であるためにいろいろな版があります。特に5遍の「囚
われの女」以後が多少異なります。版によっては編の名前が
相違したりします。もっとも有名なのはプレイヤード版です
が、それでも新旧両方あります。
日本のアマゾンで購入ができます。
http://www.amazon.co.jp/
"A la recherche du temps perdu",Marcel Proust,
1 Du cote de chez Swann
2 A l'ombre des jeune Fillesen fleurs
3 Le cote de Guermantes
4 Sodome et Gomorrhe
5 La prisonniere
6 La fugutive* ( Albertine Disparue)
7 Le Temps retrouve
**
*)1954年のプレイヤード版以後は「逃げ去る女」La
 fugutiveになったようです。それ以前は「消えたア
 ルベチーヌ」 Albertine Disparueでした。
2邦訳
鈴木先生のは新訳で大変読みやすい訳です。
しかし、高価なので私は数冊しかもっておりません。
「失われた時を求めて」1〜13
一第一篇 スワン家の方へ 1 
ニ第一篇 スワン家の方へ 2 
三第二篇 花咲く乙女たちのかげに 1
四第二篇 花咲く乙女たちのかげに 2  
五第三篇 ゲルマントの方 1
六第三篇 ゲルマントの方 2
七第四篇 ソドムとゴモラ 1
八第四篇 ソドムとゴモラ 2
九第五篇 囚われの女 1 
十第五篇 囚われの女 2
十一第六篇 逃げ去る女 
十二第七篇 見出された時 1 
十三第七篇 見出された時 2
マルセル・プルースト、鈴木道彦訳、集英社 、
1996〜2001年、4,800円〜5040円(税込)
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=19820421
井上先生の訳は格調高い香がします。文庫本で登場してま
す。電車の中でも読めるサイズです。
「失われた時を求めて」1〜10
一第一篇 スワン家の方へ 
ニ第二篇 花咲く乙女たちのかげに 1
三第二篇 花咲く乙女たちのかげに 2  
四第三篇 ゲルマントの方 1
五第三篇 ゲルマントの方 2
六第四篇 ソドムとゴモラ 1
七第四篇 ソドムとゴモラ 2
八第五篇 囚われの女  
九第六篇 逃げ去る女 
十第七篇 見出された時
マルセル・プルースト、井上究一郎、筑摩文庫
1992〜1993年。1050〜1575円。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=18733358
***
3参考サイト
入門サイト
http://www.geocities.jp/web_mk/literature/proust.html
松岡氏のものは鈴木訳を上手く
まとめてます。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0935.html
井上訳を読んでいるの下記のサイトです。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/Kaede02/proust/perdu1.htm
4参考文献
読みやすい順にしてます。
次の書き込みで紹介します。
「プルーストを読む-『失われた時を求めて』の世界」
鈴木道彦、集英社 、 2002年12月、777円(税込)
もっとも求めやすい入門書ですが、万人向けには最もよくでき
ていると思います。全訳の翻訳者によるプルースト研究です。
***
目次
はじめに
 私はどんなふうに『失われた時を求めて』を読んできたか
第1章 プルーストの位置
第2章 虚構の自伝
第3章 初めにコンブレーありき
第4章 憧れのゲルマント公爵夫人または想像力と知覚
第5章 フォーブール・サン=ジェルマン
第6章 社交界とスノブたち
第7章 スワンまたは世紀末のユダヤ人
第8章 シャルリュス男爵または孤高の倒錯者
第9章 アルベルチーヌまたは不可能な愛
第10章 芸術の創造と魂の交流
終章 読書について
ISBN:4-08-720175-9
「プルーストの部屋-『失われた時を読む』」上、下
中公文庫、海野弘、2002年01月、 各900円(税込)
美学者の海野弘先生のもので形から入るところに特色があり
ます。デテイールの研究を通してプルーストの世界に入れま
す。プルーストの時代の風俗研究にもなってます。今回の評
論の本は観念的研究ですので、合わせると良いかも知れませ
ん。
目次
**上
1 Du c^ot´e de chez Swann
記憶の水中花
スワンの恋
2 A l’ombre des jeunes Filles en
                         fleurs
花咲く乙女たち
パリ生活のパノラマ
3 Le c^ot´e de Guermantes
ゲルマントのほう
オペラ座の桟敷で
4 Sodome et Gomorrhe
 ソドムとゴモラ
海辺のサロン
**下
5 La Prisonni`ere
 世紀末の画廊
 眠れる美女
 今のサロン、昔のサロン
6La Fugitive
追憶のアルベルチーヌ
海辺の白鳥
愛の地形学
7 Le Temps retrouv´e
二つの道
戦時下のパリ
ベル・エポックの終末
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=30917282
以下ハードカバーの研究書です。
「プルーストの世界を読む」吉川一義、岩波書店、2004年。
コンブレーのみですが具体的な読み方を学べます。
目次
第1章 序曲「不眠の夜」
「不眠の夜」の意味
「不眠の夜」の成立過程
第2章 「コンブレー」の構成
シンメトリックな構成原理
「悲しい夜」の匂いと音 
「街」の教会
第3章 「スワン家のほう」と「ゲルマントのほう」
ふたつの散歩道
スワンの肖像 
第4章 芸術への道
芸術家の人と作品—ヴァントゥイユ父娘
文学の受容から創造へ
第5章 比喩の魔力と根拠—サンザシの描写
祭壇のサンザシ
生け垣のサンザシ
あとがき
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/8/0266120.html
「プルースト的エクリチェール」  川中子弘
早稲田大学出版部 、2003年03月、6,825円(税込)
ISBN:4-657-03308-5
構造主義的にプルーストにアプローチした研究である。
「失われた時を求めて」のテキストの表層から深層レベ
ルにある主人公のエクリチェールを分析するというもの。
目次
1先の尖ったものによる痕
 同性愛のサディスム
 釘という筆記具 ほか
2言葉という食べもの
 真に栄養あるもの
 アルベルチーヌのアイスクリーム 
3住まい探求
 ゲルマント夫人の中の城館
 住居幻想
4 サン・マルク寺院の秘儀
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31110461
「プルースト母親殺し」 
ミシェル・シュネデール/著 吉田訳、白水社、
2001年11月、3,360円(税込)
ISBN:4-560-04726-X
目次
レ・ズーブリの庭
からっぽの寝室
書くのに長くかかる
幸運な陰のなかで
夜は続く
うわの空
涙からの解放
半過去のやさしさ
大きなおおかみさん
私は私ではない
「マルセルプルーストの世界
  --失われた時を求めての開かれた世界」
牛場暁夫、河出書房新社1999年12月、
            5,040円(税込)
目次
第1部 美から生へ
ヴァントゥイユ—音楽
エルスチール—絵画
ベルゴット—文学
ラ・ベルマ—演劇
諸芸術の関連
さんざし 
第2部 舞台からもうひとつの舞台へ
社交界
アルベルチーヌ—恋愛
母親、祖母
友人たち、書簡 
ISBN:4-309-20330-2
5プルースト関係の映画
#「見い出された時」(「失われた時を求めて」7編)
1998年フランス/仏語/日本語字幕 163分
チリの監督のラウル・ルイスによる作品。
夢のようなキャステイングが話題を読んだ作品だった。カン
ヌ映画祭のパルムドールにノミネートされたが、難解なため
か受賞を逃した。通常は映画を観た方が原作の理解は早いの
だが、この作品に関しては上記の入門書が一番早い。下記の
筋を読めば何とか理解できるだろうか?
問題は実在のプルーストと小説上の「私」の区別が明確でな
いことである。
監督:ラウル・ルイス
原作 マルセル・プルースト
脚本 ジル・トーラン 、ラウル・ルイス
音楽 ホルヘ・アリアガータ
主演:
カトリーヌ・ドヌーブ/オデット
エマニュエル・ベアール/ジルベルト
ジョン・マルコビッチ/プルースト
ほか
http://store.nttx.co.jp/_II_D110485823
あらすじ
老年のマルセル・プルーストの回想から映画ははじまる。
彼は喘息が悪化し、病の床に着いていた。
彼女中に思い出の写真集を運ばせて、ベットの上で 眺めながら
己の人生を振り返る。それは第1編の「スワン家の方へ」のコ
ンブレでの少年期の回想とパラレルになっている。
プルーストは有名な医師と裕福なユダヤ人の母の間に生まれ、
何不自由なく暮らし、幼い頃からサロンの人々と交流をしなが
ら生きた。その美しい想い出を回想するのだった。まずは第1
次大戦中の回想。である。ヴェルデュラン夫人のサロンで彼は
元高級娼婦で隣のスワンの妻となったのオデットを見かける。
マルセルはオデットの娘ジルベルトを思い出す。それは彼の初
恋の相手だった。 同性愛者でゲイ仲間のシャルリュス男爵のこ
とを回想する。その次は、花咲く乙女だった恋人のアルベルチ
ーヌのことだった。人生のすべてを想起して失われた時を見い
出すのだった。
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=vd&cf=0&id=123980
##
「スワンの恋」(仏独共同製作、1983年)もあるが、これ
はDVDがない上、ビデオも手に入れることは難しいようである。
評判は良くない。

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May 03, 2005

@nifty:NEWS@nifty:憲法記念日で各党が談話(読売新聞)

リンク: @nifty:NEWS@nifty:憲法記念日で各党が談話(読売新聞).
***********
まず、最初に私はどのような考え方のかたも攻撃する気はない
ことを述べておきます。民主主義、特に日本国憲法の社会にお
いてはどのような立場も尊重されます。しかし、それは非公務
員の場合で、公務員は現行の憲法によって制限されていること
も加えておきましょう。
***********
私は日経新聞の愛読者である。5/3付けの日経新聞朝刊は今
日が憲法記念日であること、そして最近の憲法論議の内容を詳
細に伝えていたが、日経のサイトにはほとんど記事がなかった。
これは各ポータルサイトにも言えることで、@niftyのニュース
のページを辿って上記のオンライン読売の記事を見つけた。日
経の世論調査でも改憲派は54%なのに改憲の動きにウエイト
が大きいようなので、朝日のサイトの少数派の社共両党の動き
も加えてみる。
http://www.asahi.com/
http://www.asahi.com/politics/update/0503/004.html?t
「護憲訴え「場外戦」 共産・社民、市民と連携し世論喚起」
2005年05月03日08時33分
 国会を舞台に憲法改正論議が進む中、護憲の立場の共産、
社民両党が世論喚起に向けた「場外戦」に力を注いでいる。
議席数は合わせても5%に満たないが、市民運動とも連携
し、改正反対の声を盛り上げることで、次の総選挙での勢
力回復につなげたいとしている。
 衆院憲法調査会が最終報告書を議決した4月15日、土
井たか子・前社民党党首は集会で、調査会の役割について
「(憲法を)生かすための調査という点がすり替えられた」
と声を詰まらせた。50人の調査会のメンバーの中で共産・
社民は1人ずつ。「いくら言っても、ごまめの歯ぎしりく
らいにしかならない」(社民党議員)状態だ。 ・・・
***
憲法とは
1憲法と法律
国家が個人を規制する法律は非常に身近な存在である。誰で
も道路交通法は知っている。ところが、憲法が国家を規制す
る法律であることを知っている人はほとんどいない。
2憲法の歴史
憲法は中世のマグナカルタにその源を発しているとされます。
これは国王に貴族が自分達の特権的身分を守らせるために請
求したものです。やがて、18世紀の市民革命時に個人の人
権を守らせるために国家に対して定められるようになりまし
た。これが近代的憲法の幕開けです。それは最初は個人の自
由の保証と権力を制限するための権力の分散(分立)を内容
に盛り込みました。しかし、産業革命以後、貧富の格差が拡
大すると国家による弱者の保証という社会権が追加され、第
一次対戦以後、大きな戦争の経験から平和主義が加わります。
3日本国憲法学習
何回か書き込んでいるが、これは各自の課題にしようと思う。
まず、下記サイトで復習をしたほうがと思う。
このサイトでは11/3と5/3の祝日の意味も説明されて
ます。
http://www.nipponhyojun.co.jp/search/syakai/6_21kenpou/
次に易しいのが下記の「痛快!憲法学」です。
そして、憲法を学ぶものが必ず通るのが芦部憲法です。
「憲法第3版」芦部信喜(高橋補訂)、岩波書店、3000円
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31019144

かってベストセラーになった「痛快!憲法学」という著書で
小室直樹氏は日本の戦後の繁栄の秘密は「日本国憲法」にあ
ったと言ってますが、その通りで平和主義によって一度も戦
火にあうことなく高度成長を遂げることができました。
そして「憲法死して国滅ぶ」と述べています(小室氏はマッ
クスウエーバーの社会学的分析を採っていますので護憲でも
改憲でもなく中立の立場です)。
その反対に近いのが軍事大国ソ連、そしてアメリカです。
http://nifty.bk1.co.jp/product/2021090/nifcc425f32880046cb0
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小泉首相が憲法前文のいわゆる武器によらない「消極的平和
主義」を武器による積極的平和主義に置き換えてそれを再解
釈しているのが最も典型です。国家の規制を国家の非合理な
行為の合理的理屈付けに用いている訳です。
憲法はいわゆる政府の論理に改正されているわけでないのに
守らない。
現代の特に若い世代(私は中年ですが)は以上の憲法の特色
と歴史を知らないのではないか、というニューアンスが感じ
られます。
「AERA 05.5.2-9、NO24、朝日新聞」は『若者「改憲ムー
ド」の浮遊感』と題して現代の大学生の危うさを指摘してま
す。
http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/aera/
*P86
「9条って現実とかけ離れ過ぎ。理想平和だんなて思えない。
一国平和主義で、日本だけの平和の殻に閉じこもっている感
じがする」
 同志社大学法学部の男子学生(21)はそう言った。昨年
秋、村田晃嗣教授のゼミで、憲法の議論になったときのことだ。
出席していた学生約20人は、全員改憲派だった。憲法を守る
べきではないかと口にする学生はゼロ。話し合いは集団的自衛
権をどう定義すべきか、議論する余地もなかったという。
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私は一見、護憲派のように見えますが、実はそうではなく、
改憲派です。しかし、改悪派ではありません。憲法改正には
国民の意識が希薄すぎ、危険であると述べているのです。一
部言論に乗せられて、そのムードに乗り過ぎです。憲法改正
にはもっと憲法を理解し、自分達のこととして国民一人一人
が考える必要があると述べている訳です。
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スターウオーズファンの為の「憲法9条入門」
この書き込みが難しいと思う方は「スターウオーズ エピソ
ード2」のDVDを観てみましょう。特にDVDに収録され
ている削除シーン「元老院でのパドメの演説」も見ると良い
と思います。
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=vd&cf=0&id=150612
エピソード2のテーマは全作品のなかでも異色で愛とミステ
リーを主として、サブテーマが共和国の軍備の問題である。
アミダラ(パドメ)と議長パルパテイーンの質議の削除シーン
があって関心が持てる(DVDの2枚目)。
議長「忘れないでほしい。目指すのは平和であって戦争でない」
アミダラ「私は軍隊の創設には反対です。・・目を醒ましなさ
い。武力で制すれば武力で抵抗するだけです」
***
共和国の議長は平和を積極的に達成するために軍隊を創設しよう
とする。するとアミダラは相手を武力で制すれば武力で抵抗する
だけだとさとす。しかし、元老院の会議場には軍隊の創設のムー
ドが全体に漂い、議長パルパーテインの名前が連呼され、非常大
権を彼に与え、この件は議長一任になる。
これらは最初の方のシーンなのだが、最後は以下の通りになる。
シスの暗黒卿(横顔から明らかなように議長である)のもとに
逃げ延びたデユークが到着する。
「フォースはわれらと共にあるように」
「すべて計画通りに進んでいます」
「良い知らせがあります。開戦です」
ジョダイ評議会のシーン
「勝っただと」「ダークサイドのとばりが降りてきた」
「クーロン戦争のはじまりだ」
デストロヤー艦隊の出陣を見つめる、元老議員達(議長もいる)。
中にはこの現実を悔やんでいる議院もいるが、あとの祭である。
ものすごい数の(クーロンの)兵隊が行進しながら艦隊に乗って
いく。
ダースべーダーのテーマが流れる。
(黄昏時の湖畔の結婚式 (これは蛇足)
エピソード2の愛のテーマが流れる中、アナキンとアミダラ
(パドメ)
の結婚式が行われ、激しくキスしあう。
3POとR2D2だけが見つめている。BGMが盛り上がりをみせる。)
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http://www.sonymusic.co.jp/Music/Classical/Special/starwars/
全部のストーリーは「スターウーズの達人」を参照。
http://www.starwars.jp/ep2/
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エピソード3は既に小説も出てますので、全貌も明らかで
す。
http://www.starwars.jp/ep3memo.html

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