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October 22, 2005

ジュラシックパーク トリオロジー

DVD「ジュラシックパーク トリオロジー」
米ユニバーサル映画「ジュラシックパーク」3部作のコレクターズ
アイテム。8370円。
ついに(2005年)10月28日に発売。基本的には(近未来)
SFアドベンチャーだが、子供の学習教材にもなる。
ILM(インダストリアルライトアンドマジック社)の描くCGが素晴
らしい。
スピルバーグ 監督はこの映画によって遺伝子工学の進歩がもたら
す、影の部分を指摘したかったのだろうと思う(2作目、3作目
ではその色彩は薄くなる)。そして、暗に弱肉強食のアメリカ社
会というものを批判しているのだろうと思われる。
***
監督:スティーヴン・スピルバーグ
主演:サム・ニール 、ローラ・ダーン 、ジェフ・ゴールドブラム
原作:マイケル・クライトン
1993年第1作 琥珀というのは植物の樹液の固まったものだが、そ
の中には6500万年前の恐竜の血を吸った蚊が閉じ込められてい
るものもある。インジェン社はその血液からDNAを取り出し、遺伝子
工学を用いて恐竜を蘇らせることに成功する。莫大な収入を得るた
めにテーマパークつくる。しかし、ハリケーンが接近して恐竜の檻
が壊れ、野生に返った恐竜が暴れだす。身長大の草原のハンター、
ヴェロキラプトルが活躍する。
1997年第2作「ロストワールド」では恐竜飼育用の島(サイトB)に
いた恐竜を米本土に輸送し見世物にしようとするが、暴れだしてまた
大きな事件に発展する。この作品ではヴェロキラプトルよりテラノザ
ウルスが活躍する。
2001年「ジュラシックパークⅢ」
この映画も、テーマパークとなった島とは別に存在する恐竜飼育用の
サイトBでの物語である。
ここはハリケーンの上陸により施設が壊滅状態になり、恐竜が野放し
の状態になっていた。ジュラシック・パークを運営するインジェン社
の社長は、今度は内地サンディエゴでの開園を目指して恐竜を捕獲し
ようとする。一方でそれを阻止しようと前代表ハモンドは妨害するメ
ンバーをサイトBに送り込む。そこに子供たちの救出劇を織り交ぜて
物語が進む。
http://7andy.yahoo.co.jp/dvd/detail?accd=R0139416
***
フィジカルエリートの草原のハンター、ヴェロキラプトルのグループ
狩猟は最近のリフォーム会社の営業や企業間のM&Aの姿を思わせる(結
局、テラノザウルス=多国籍企業に食われる。そのテラノザウルスも
・・・)。
結局、自由社会というのは過酷な競争社会ということなのかもしれな
い。これは将来の日本の姿でもある。

ヨタ話
肉食恐竜の側からこの映画を観ると、自由社会での生き残りの方法も
学ぶこともできそうだ。
投資、営業、経営に携わっている方も学べる映画なのかもしれない。

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October 16, 2005

「春の雪」&三島由紀夫

「春の雪」
公式サイト http://harunoyuki.jp/
三島由紀夫の名作、「春の雪」を「世中(セカチュウ)」の行定勲
が映画化した。映像は下記に紹介したアメリカ映画”Mishima”の影
響があるのではないかと思う。
「春の雪」(snowy love fallin' in spring)
監督:行定勲
原作:三島由紀夫
脚本:伊藤ちひろ/佐藤信介
音楽:岩代太郎
"Be My Last":宇多田ヒカル
視聴できるブログ
http://blog.goo.ne.jp/bemylast
主演:
妻夫木聡/松枝清顕
竹内結子/綾倉聡子
本田繁邦/親友・本田
物語:
生まれた時から特権階級である華族の一員として育ち、貴族院政治
家としての将来が約束され、美貌に恵まれた清顕は、18歳で社会
をニヒルに見つめる老人だった。自分がどうあがいても、時間が本
人の意志とは関係なく決められ、流されていく。しかし、だからと
いって華族の特権を捨てることはできなかった。
そんな清顕には同じような環境で生きる聡子という幼馴染がいた。
容姿端麗にして聡明なお嬢様だった。
幼馴染の二人はいつしかお互いに淡い恋心を抱くようになっていた。
やがて、聡子が宮家の洞院宮に見初められ、縁談話が持ちあがる。
没落しつつあった綾倉家を支えようと、聡子は洞院宮家との縁談を受け
る。それにはニヒルな態度をとる清顕への失望もあった。彼女の喪失感
から清顕は愛に目覚めていく。
(この作品は原作と大筋は同じ)
禁断の愛の中を二人は走りぬける。

***
研究
三島由紀夫作、「豊饒の海」は以下のサイトが詳しい。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~BIJIN-8/fsyohyo/haruyuki.html
チケットは7-11で
http://www.7dream.com/find/a17y/000/

作家三島由紀夫について
「恋愛研究所」
http://www.d4.dion.ne.jp/~yanag/
http://www.d4.dion.ne.jp/~yanag/kora5.htm

三島由紀夫の映画
多少、型にはまっているが、美しい米製日本映画がある。
1985年カンヌ映画祭 最優秀芸術貢献賞受賞作品
”Mishima:A Life In Four Chapters”
監督: ポール・シュレイダー
主演:緒形拳(三島)
沢田研二も出演している。
三島由紀夫の遺族の反対により、国内未公開。
DVDはアマゾンで購入できるし、TSUTAYAにレンタルもあったと思う。
***
私は三島由紀夫氏の作品は好きだが、本人の人間像は嫌いである。
自衛隊の中に「楯の会」というグループをつくり、70年に内乱
を企て失敗し、割腹自殺をした。
私は通信教育の国文科の講座で少し勉強した程度・・。
***
映画評価 
三島由紀夫(先生)の「春の雪」と映画の「春の雪」は違う。
三島の作品は周知のように台詞が少なく、意識の流れというものが中心
で、それを情景描写が補っている。それに対し、この映画は映像と台詞で
ある。そして前者がネガテイブなのに対し、後者はポジティブである。映画
の方は主人公の死というものを直接描いてない。三島の作品にはいにしえ
への憧憬をもつ歴史観が存在するが、映画はない。恋愛というもののもつ
ラジカルさがにじみ出ている。それでも映画には日本のノスタルジーがあ
ふれている。
めったにつけないが100点。DVDが10、000円でも買う。

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October 02, 2005

恋愛適齢期

「恋愛適齢期」
1500円ものにあったので買ってみた。大人向きの恋愛ラプ
ソデー(結末は案外純愛ものに近いが)である。この手のもの
には珍しく賞も取っていてキアヌリーブスの名があったので買っ
たのだが、かなり上の世代向きである。
映画全体にフランスへの憧れが反映していて、お洒落な仕上が
りとなっている。出演者がカクテルドレスからショーツまでい
ろいろと見せてくれる。ダイアン・キートンのヌードも話題に
なったが、少しついていけないような気もする。

しかし、この映画はアメリカでも?失われた「家族」というも
のを取り上げていてまじめな方向性を持っている。

恋愛コメデイ
2003年アメリカ映画(ワーナー・ブラザース)
公式サイト
http://www.warnerbros.jp/somethingsgottagive/index.html
監督/脚本:ナンシー・メイヤーズ
主演:
ジャック・ニコルソン(ハリー、熟年の実業家)
ダイアン・キートン(エリカ、熟年の脚本家)
フランシス・マクドーマンド(エリカの妹)
アマンダ・ピート(マリン、エリカの娘)
キアヌ・リーヴス(医師)
***
初老の実業家と若い女、ハリーとマリンがカブレオレで西海岸の
ハウプトンの道を走っているところから映画が始まる。マリンが
母親(エリカ)の別荘にハリーを連れ込む。そこに母親と叔母が
やってきて大騒ぎとなるが、エリカは寛容でみんなでバカンスを
楽しむこととなる。お洒落なフレンチデリカでパスタやワイン、
メインデッシュを買い、別荘で食事をする。エリカはハリーが今
まで独身で30以下の女性としか付き合ったことがないと聞いて
あきれる。このあと、ハリーは軽い心臓麻痺で倒れ、病院に運ば
れる。そこの医師マーサ(キアヌリーブス)に叔母とマリンは惹
かれるがエリカは何も感じない。ところがマーサのほうはエリカ
のファンで一目ぼれする(ここでマーサが緑茶を出すところが印
象的)。
ハリーは長い距離を移動できなくなり、エリカはマーサの指示で
止むを得ず、また別荘につれて帰る。そして、マリンが離婚した
父親のところに行くと二人だけになってしまう。最初は同じ屋根
の下でネットのメッセンジャーで会話を交わすような犬猿の仲だ
ったが・・・。
エリカはそのひと夏の出来事を脚本にしてヒット作となる。
結末はクリスマスの時期のパリやニューヨークである。

DVDには、アマンダ・ピートが案内するハウプトンハウス(ビーチ
ハウス、大きい別荘)が収録されていて興味深い。彼女はこの映
画のセットをビーチに移築して所有しているようである。

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