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December 18, 2005

「sayuri」さゆり

「sayuri」(さゆり)
http://www.movies.co.jp/sayuri/
戦前戦後を通して日本の芸者の世界を描いたアメリカ
映画。現代日本人には非常にわかりやすく、映像が美
しい。映画(芸術)を観たという余韻を持つ映画であ
る。女性の方が見ても好印象をもつ方が多いと思う。
実際に京都の元御茶屋さんの寮(といってもマンショ
ン風だが)に下宿していた私が見ても良くできている
と思う。芸者と娼婦を一緒にする方も多いが、芸者は
基本的には体を売るのでなく、芸を売るところに相違
がある。生きる芸術、人間国宝である。
やはり中国の女優さんは少し現代っ子的である。現在
の観光向きの芸者さん役なら満点だが・・。
90点。
劇場の年齢層は幅広い。女性のだけの方も多い。
2005年アメリカ映画
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
監督:ロブ・マーシャル
出演:チャン・ツィイー/さゆり
   ミシェール・ヨー/豆葉 仕事上のお姐さん
   工藤夕貴/おカボ 
   コン・リー/初桃
   桃井かおり/仕事上のおかあさん
   渡辺謙/電気会社の会長
   役所広司/電気会社の社長
原作:”Memoirs of a Geisha”
「さゆり 上下」
アーサー・ゴールデン、小川訳、 文芸春秋、1999年、
1,600円。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=30620984
***
予告にもあるように映画は昭和恐慌の地方の漁村からは
じまる(花街が祇園を前提にしているので北陸地方だろ
う)。さゆりは両親と姉と暮らしていた。
9歳のさゆりと姉は母親の病気の金銭の工面のために人
買いに連れ去られ、姉は女廊屋(売春宿)、彼女は置屋
(芸者を派遣するところ)に売られる。最初は姉と脱出
を図るが失敗し、姉とは離れ離れとなる。
さゆりは置屋で奉公をさせながら、やり手の芸者の初桃
や見習いのおカボと生活するが、初桃にいじめを受ける。
そんな時、街に出て橋の上で泣いていると、会長さんが
優しく声をかけてかき氷をおごってくれる。彼女は淡い
恋心を抱く。そして、神社に行って彼と再会するために
芸者になることを誓う。
やがて、他の置屋の豆葉に認められて彼女と仕事を組む。
(芸者も二人で一組、マスターと弟子)
そして、社長さんと一緒に会長さんと再会する。
しかし、「水揚げ」(お客さんとの初体験の契り)は街
医者だったり、お姐さん豆葉の「旦那」(パトロン)に
体を迫られたり、苦労が絶えない。
そして、戦争となる。それと共に花街は消滅する。
****
みどころ。
CGやセットで再現された花街も圧巻である。
しかし、私は扇子を持っての「春の踊り」だと思う。
見る人を古の芸術の世界に連れて行く。
結末はハッピーエンドでほっとする。
***
参考サイト
観光京都ねっと
http://www.kanko-kyoto.net/
芸者の場合は一見さん(初見)では無理なので、上記の
サイトの記念写真とか料亭での観劇がベストだろう。
春の踊りは以前日劇で見たような気がする。


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