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January 04, 2006

正月映画「かげろう」GyaO配信

http://www.gaga.ne.jp/strayed/
第2次世界大戦中のフランスを舞台とした恋愛映画。
日本では今ひとつだったが非常に良くできている。
分かりやすい展開だが、画像自体は芸術派のできであ
る。フランス語は聞き取りやすくはっきりしている。
(R15だがあまり激しい場面はない。体位が問題だろうか)
90点。
GyaOにて配信。画質は最適化するので5Mでも美しい。
2003年フランス映画/95分 仏語
監督・脚本:アンドレ・テシネ
撮影:アニエス・ゴダール
原作: ジル・ペロー 
主演:
エマニュエル・ベアール:オディール、母
ギャスパー・ウリエル:イヴァン、青年
グレゴワール・ルプランス=ランゲ:フィリップ、息子
クレメンス・メイヤー: カティ、娘
****
物語:
若い母親(オデール)が息子(フィリップ)と娘(カティ)
連れて車で疎開している。父親はすでに戦死した。
途中でドイツ軍の戦闘機の空襲をうける。その際に、イヴァ
ンという見知らぬ青年に助けられる。彼は17歳だった。
オデールは車を失い、4人で森の中をさまよう。
 その後、彼らは大きな空き家を見つける。どうしょうか
悩むオデールにイヴァンは「行動しないと助からない」と
いう。イヴァンはためらわずに3Fの窓から忍び込み、ドア
をあける。そこで4人の生活が始まる。パンやジャム、ワ
インの貯蔵がある。イヴァンは村に様子を見にいくがもの
けのからで戻ってくる。途中の兵士の死骸から武器や新聞
を盗んでくる。新聞にはパリの落城が特集されている。
多くの子供たちが行方不明になり、迷子も多数でている。
オデールは4人で生活することにする。イヴァンが鶏を盗
んできたり、魚を釣ったり、ウサギに罠をかける。フィリ
ップとカティは楽しげに遊ぶが、オデールは不安で入浴を
唯一の楽しみとしている(このシーンが芸術的に美しい)。
そこに脱走兵のフランス兵がやってくる。フランス兵は思
ったよりも良い人間たちなのだが不安はぬぐえない。その
中でイヴァンとオデールは結ばれる。しかし、傀儡のヴイ
シー政権の警察がやってくる。


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January 02, 2006

正月の映画、「シルミド」

あけましておめでどうございます。
今回は硬派の無料正月映画を紹介します。営業マン、投資家
向きだろうか。
「シルミド」
この映画は韓国空軍にあった特殊工作部隊の事実を元にした
映画である。1968年ソウルは朝鮮民主主義人民共和国
(以下、北朝鮮と省略)の工作部隊によるテロに遭った。
目的は朴大統領の暗殺である。
それに対抗し死刑因からなる684部隊が組織され、「シ
ルミド」島で訓練された。目的は金日成将軍の首を取るこ
とである。訓練は完成し、命令は下される。
映画は良くできている。しかし、平和政策に多少反感が感じ
られるということで
90点。

BB回線の方は「GyaO」で無料配信中。すぐ見れる。画質は実
効速度5MのADSLでビデオぐらい。残酷シーンや激しいシーン
?は抑えられている(しかし、架空の絞首刑はリアル)。
(ところで「GyaO」は良い作品が多い。ビジネスニュースも)。
http://www.gyao.jp/
公式サイト
http://www.amuse-s-e.co.jp/silmido/
2003年韓国映画、135分
監督:カン・ウソク
プロデューサー:イ・ミンホ
原作:ペク・ドンホ
脚本:キム・ヒジェ
撮影:キム・ソンボク
音楽:チョ・ヨンソク
ハン・ジェグオン
主演:アン・ソンギ:チェ・ジェヒョン(教育隊長)
  ソル・ギョング:カン・インチャン(第3班長)
  ホ・ジュノ:チョ(副長)
  チョン・ジェヨン: ハン・サンピル(第1班長)
***
物語
この映画の見せ所は重い事実である。物語を知るか否かは
あまり、影響しない。
冒頭、1968年ソウル。北朝鮮の特殊工作部隊が大統領府
に向かって進んでいる。その一方でカン・インチャンという
男が恋人の結婚式会場に忍び込んでいる。
 特殊部隊は韓国軍と壮絶な戦闘となる。そしてカン・イン
チャンは反対していた父親の殺害に成功する。

カン・インチャンは裁判で死刑を宣告される。死刑は執行さ
れる。が、すぐ下ろされシルミド島へ向かう。
「シルミド」のタイトルが出る。
シルミド島に向かう戦場でカン・インチャンは多くの同じ元
死刑因の仲間に出会う。
シルミド島でチェ隊長と指導兵が彼らを迎える。即刻、韓国
空軍684部隊のメンバーになること、目的は金日成の首を
とることであることが告げられる。脱落者は死刑執行が、任
務遂行者には最高の名誉と金銭を得る。文字通りの復活戦で
ある。
すぐ、3年に渡る過酷な訓練が始まる。基本は基礎体力、射
撃、格闘術である。谷を渡る訓練では縄橋から落下する死亡
事故も起きる。やがて暗殺計画は海路から川に入る作戦でた
てられ、水泳、潜水訓練もされる(特殊工作員はその他にも
知識を最高度に叩きこまれるが、省略されている。北朝鮮で
も国家一の天才が選ばれる)。
全くだめだった彼らも世界レベルの特殊工作員となる。
 ある日の夜、彼らは命令を受ける。
「祖国統一、大韓民国、万歳!」を叫んでゴムボートで出発
するが・・。
・・・
・・・
・・・
しかし、作戦は突然中止なる。
チェはソウルで政府の方針が変更さえたことと、684部隊
の事実を隠すために全員の抹殺を命じられる。指導兵らも世
界最高の彼らを殺すことにためらいと畏怖を覚える。
隊員らは脱出し、韓国大統領に事実を訴え、自分たちを受け
入れてもらうためにバスを乗っ取りソウルに向かう。彼らは
北朝鮮のゲリラと報道される。彼らは事実に憤慨する。
警察も軍の小部隊も撃破し、ソウルにたどりつく。
***
この映画は過酷な労働、国家、会社の裏切りなどに似た経験
をした人間にしか分からないのかもしれない。
彼らは自分たちを知って欲しかった。そして自分の存在意義
を示したかった。

死刑因も教育しなおせば、世界レベルの人間になるのだとい
う事実を物語っている。死刑制度についても考えさせられた。
しかし、死と向かいあうがゆえに、最高能力が得られるのも
事実かもしれない。
***
今年は、私もオールポイントOBとしての存在意義を示したいと
思う。


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