« January 2006 | Main | March 2006 »

February 12, 2006

「ショコラ」DVD

バレンタイン(とレント)の季節にぴったりなDVDを
紹介します。おいしいチョコレートにとろけてあなたも
脳が柔らかくなり、すばらしい視界が開けるでしょう。
アカデミー賞5部門をノミネートされたが、保守的なア
メリカでは受賞とはならなかった。
100点。
実は今の日本(の宗教界?)で一番大切なことを言って
いるのだが、楽しいチョコレートと美しいフランス観光
の話ということで・・。当然ハッピーエンド。
街のチョコレート店(お菓子屋さん)を大切にしましょ
う。
***
『ショコラ』(CHOCOLAT)
2000年アメリカ映画 121分/ゴシックロマンス
フランス語ではなく英語である。
監督:ラッセ・ハルストレム
製作:デヴィッド・ブラウン他
製作総指揮:アラン・C・ブロンクィスト他
原作:ジョアン・ハリス
脚本:ロバート・ネルソン・ジェイコブス
撮影:ロジャー・プラット
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:ジュリエット・ビノシュ/ヴィンセンヌ
   ジュディ・デンチ/娘アヌーク   
   ヴィクトワール・ティヴィソル/村長、レノ伯爵
   ジョニー・デップ/ヒッピーの男
レナ・オリン/親友
ピーター・ストーメア/神父
   キャリー=アン・モス/レノ村長の秘書、カロリーヌ
***
冒頭は霧のなかのフランスの小さな村の情景から始ま
る。時期は1951年。冬の終わり、4旬節(レント)
のときである。村の教会ではミサが奉げられている。
神父は道徳を守ることの重要性を説いている。
ナレーション
「村人は清楚な暮らしをしていた。そこではしきたり
があり、守らなければならなかった」
 そこへ、北風と共にお洒落なジプシーヴィセンヌと
娘アヌークがやってくる。彼女は教会の前の空き店舗
で、不思議なチョコレー店「マヤ」を開く。店に訪れ
たお客さんの好みを円盤で予想して、品物を選ぶ。
「マヤ」は狭い村なので話題になる。村の人たちもよく
話をするようになる。しかし、断食の時期にチョコレー
ト店の開業というので歓迎されない。
道徳の守護神である村長のレノ伯爵は、断食の時期に
チョコレートを販売し、教会に来ないヴィセンヌを追
放しようとする。
 そのころ村の近くのタント川に船上生活をするヒッ
ピーたちがやってくる。彼らはならず者として嫌悪さ
れていた。村人は会議を開き、彼らの排撃をきめる。
しかし、彼女は村人とヒッピーたちを招いたパーティ
も開く。チョコレートの不思議な作用もあって村人た
ちは打ち解け、ヒッピーたちの船でダンスパーティを
する。
「カカオは人の心を解放させる鍵である」
しかし、その夜、彼らの船が出火する。彼らは何者か
に「火刑」を執行されたのだった。




でもご安心を・・。
最後の神父様の説教が素晴らしい。
「人間の価値は何を禁じるかではない。何を受け入れ
るかだ」
コンサーバティヴとラジカルの和解を見事に描いている。
***
一つだけ難点をいうとカトリック教会はこの映画に出
てくるようには石頭でないということである。おそら
くこの映画の教会はアメリカの保守的な教派のものを
置き換えたものだと思う。
**
カカオ(チョコ)を食べて心が開放された男女が乱れる
シーンが多少あるが、子供から大人まで楽しめる。
ホットチョコにチリぺッパー、そして生クリームという
のはなかなかいける。

| | Comments (1) | TrackBack (26)

February 06, 2006

「真夏の夜の夢」DVD

「真夏の夜の夢」(『夏至の夜の夢』)
有名なシェイクスピアの原作の映画化。
舞台は自転車が流行しだした頃の19世紀のイタリアに
移されている。ハッピーエンド。
日本ではスパゲティのCMでお馴染みのベルディの「椿
姫」が印象的。純粋な娯楽として見れるが下記サイトで
少し勉強したほうが分かりやすい。
肌の露出度が高く、欧米の上流社会では少し下品とされ
ているようではある。 80点。
現在、CCC(TSUTAYA)で1000円で販売されている
が、解説が付けられてないので書くことにした。
***
1999年アメリカ映画(20世紀FOX)
121分 ジャンルはラプソディー。
監督: マイケル・ホフマン
製作: レスリー・アーダング
   マイケル・ホフマン
原作: ウィリアム・シェイクスピア
脚本: マイケル・ホフマン
撮影: オリヴァー・ステイプルトン
音楽: サイモン・ボスウェル
主演:
ケヴィン・クライン/ニック・ボトム、素人役者。
ドミニク・ウェスト/ライサンダー
クリスチャン・ベール/ディミトリアス
アンナ・フリエル/ハーミア
カリスタ・フロックハート/ヘレナ
ミシェル・ファイファー/タイタニア(妖精の女王)
ルパート・エヴェレット/オベロン(妖精の王)
スタンリー・トゥッチ/パックオベロンの部下、小鬼
***
19世紀、トスカーナのアテネのできごとである。
スカートを膨らませる流行は過ぎ去り、自転車が小道具と
して活躍していた。
ハーミアは父イージアスにディミトリアスと結婚させられ
ようとしていていたが、ライサンダーに恋心があった。
彼女は父の反対を押しきり、ライサンダーと駆け落ちしよ
うとする。森の奥へ行くとそこへディミトリアスと彼に片
思いをしているヘレナがやってくる。その様子を見た妖精
王、オベロンはヘレナの思いを成就させてやろうと、部下
の小鬼のパックに媚薬の赤い花(ケシの花?)をつませる。
ついでもと妻の?女王タイタニアを誰かに恋させようとす
る。その間に妻に取られた息子を連れ去る策を考案した。
タイタニアは罠にはまり、パックによってロバに変身した
素人役者のボトムに恋をしてしまう。
しかし、パックは花を間違えて使ってしまい、ライサンダ
ーとディミトリアスは二人ともヘレナに夢中になる。ライ
サンダーの裏切りを知りハーミアは落胆し、ヘレナは怒
ってしまう。二人は泥レス(古い?。泥の中で喧嘩)する。
オベロンはパックに揉め事を解決するように命じる。
パックの魔法で霧が生じ彼らは森のなかで迷子になる。
知らず、知らずのうちに彼らは身近で眠りにつき、目覚め
ると・・・。
ボトムも女王から解放されて元の姿に戻っている。
***
音楽について
***
メンデルスゾーンの"A Midsummer Night's Dream"
(参考:A Midsummer Night's Dream )
「友よ、さあ飲み明かそう(乾杯の歌)」~歌劇「椿姫」第一幕より(ヴェルディ)
「冷たい手を」~歌劇「ラ・ボエーム」第一幕より(プッチーニ)
「清らかな女神よ」~歌劇「ノルマ」第一幕より(ベルリーニ)
「人知れぬ涙」~歌劇「愛の妙薬」より(ドニゼッティ)
http://britannia.cool.ne.jp/index.html
なお、このサイトでシェイクスピアが学べる。


「清らかな女神よ」:歌劇「ノルマ」第一幕より(ベルリーニ)
「人知れぬ涙」:歌劇「愛の妙薬」より(ドニゼッティ)

| | Comments (5) | TrackBack (32)

« January 2006 | Main | March 2006 »