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November 25, 2007

映画「マリア」 クリスマス物語

映画「マリア」(Mary and Joseph)
『世界で最も美しい愛の物語』
いい作品のようだが、日本キリスト教団『信徒の友』にもあるように聖書に
ない物語がかなり多い。
しかし、映画は芸術なのだからそれでいいと思う。わたしも物語ならこうい
うものを書くと思う。
映像は美しい。絵画そのものである。
子供から大人まで楽しめる。
芸術点 95点。
公式サイト

http://maryandjoseph.jp/index.html

2006年米映画/100分/エイベックス配給
監督:キャサリン・ハードウィック
脚本/製作総指揮:マイク・リッチ
音楽:マイケル・ダナ
原作:聖書(マタイ1~2章、ルカ1~2章)
主演:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ
   オスカー・アイザック
   ショーレ・アグダシュルー
物語
イエス=キリストの両親、マリアとヨセフの物語。
イエス=キリストの降誕物語、クリスマスのお話である。
日本聖書協会のサイトで上記の箇所を読んでください。
http://www.bible.or.jp/main.html


映画「マリヤ」に寄せて
イエスのことについて、最近の神学者、JDクロッサン、REブラウン、
ヘンゲル、田川、滝澤といった先生の研究本を読んだ時節の要約
である。
歴史研究、史的イエス研究
イエスの誕生、イエスの幼少期で確かなのはベツレヘムでなく、ナ
ザレで生まれたこと、出生に疑惑があったこと、それでもマリアは
イエスを愛し立派に育てたことは確かである。幼少期に愛されたイ
エスは愛の為に生きた。それも観念ではなく、実際に行動したのだっ
た。
当時(今も)、パレスチナは飢餓の多い地域である。そして当時は
ローマ帝国の支配下、植民地だった。過酷な時代だったのである。
そうした時代、状況ではただ、『神』とか『救済』とか律法を口先で
言うより、実際に食事を与え、殴る相手から守るのが本当の愛では
ないだろうか。
(植民地でもなく飢餓地域でもない現代の日本では愛のありかたは
異なると思うが・・。)
ヨセフの家は大工だが、兼業農家であった可能性やイエスがラテン
の血をひいていた多少の可能性がある。
 恐らく農場には羊や牛がいただろう。当時のパレスチナには満天
の星が輝いていた。
 しかし、パレスチナでは冬は気温や食料・牧草の関係で放牧はし
ない。イエスの誕生は冬以外の季節とだっただろう。
生まれた年は紀元(AD)0年ではなく、紀元前4年ごろとされる。
この辺はかなり確かである。
マタイ福音書に書かれているように遠方から占星術学者は来なかっ
たし、ヘロデの迫害もなかった。ペルシャからの使節の来訪はAD7
年だし、ヘロデの幼児殺害の記録は存在しない。
***
ナザレのガリラヤは民族解放運動の熱心党の故郷である。多少なり
とも生活の余地のある農家や手工業者は彼らに資金や食料を提供し
ていた。出生を聞いて、彼らもやってきただろう。
そして推測だがマリアやヨセフもその活動の一端を担っていた可能性
はある。
ルカによる福音書 / 1章 51~53節
「主はその腕で力を振るい、/思い上がる者を打ち散らし
権力ある者をその座から引き降ろし、/身分の低い者を高く上げ、
飢えた人を良い物で満たし、/富める者を空腹のまま追い返されま
す。
その僕イスラエルを受け入れて、/憐れみをお忘れになりません」

聖書のマリアはこういう感じである。
そのまま読んでも社会革命家そのままである。
ヨセフはイエスの公生涯までに戦死ということもありうる。

最近の研究書に良くかかれるているように弱弱しいヨセフ、マリア
というのは偶像だろう。

 どうして映画、聖書のようになったか。それは初期キリスト教の信
者の心の中にある。わたしもそうであるが・・。
我は信ず、主イエス=キリストは処女マリアより生まれ、
美しいLEDのツリーとかわいい飾り付けを見つめる。
イマイ?(死語)、若い青少年の男女を見守りながら・・。
サンタクロース聖人に力を与えて・・。

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